ウォーキングブリーチ

1. ウォーキングブリーチとは

ウォーキングブリーチとは、神経を抜いた歯を白くする治療です。方法は、歯の中に漂白剤を入れ、歯の中に封入し、歯の中から象牙質の着色を落とします。歯の変色状態によっては、漂白剤を数回新しいものにする必要があります。ちなみに、歯の根の治療がされていない場合や、歯の状態次第では治療ができない場合があります。

※歯を白くする方法の中でウォーキングブリーチだけ保険適用だったのですが、2006年度に保険適用外になりました。

 

2. ウォーキングブリーチに使用する薬剤

ウォーキングブリーチに使用している薬剤は、高濃度の過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムの混合物になります。ウォーキングブリーチは、歯科医院での厳重な医薬品の管理と、歯科医師にしか行えない治療です。専門性の高い治療であるため、安心で安全ともいえます。ますみデンタルクリニックでは、厚生労働省にも認められている薬剤を使っています。

3. ウォーキングブリーチの値段(費用)

ウォーキングブリーチの値段は、歯医者によってちがいますが、保険外治療になるため1万円~2万円くらいが相場です。当院の値段は、1回2,000円(税別)になります。

※これはウォーキングブリーチのみの治療費です。その他の治療の費用は別途かかります。

 

4. ウォーキングブリーチの流れ

① 歯の裏の蓋をとります。
② 漂白(ホワイトニング)の薬剤を歯の中に入れます。
③ 蓋をします。

④ 一週間おきに2~4回薬剤を取り替えます。

⑤ 漂白終了後穴を埋めます。

 

5. ウォーキングブリーチの痛み

ウォーキングブリーチは、歯の裏に穴を開けて漂白剤を詰めてから必ず詰め物をします。密封された状態が続くと、薬剤から発生するガスが根っこや歯を支える顎骨に圧がかかって影響を与えますし、神経のある状態の歯では大変な痛みを伴います。歯科医院によっては1週間~2週間ごとに薬剤を交換する所もありますので、事前に歯科医師に相談するようにしましょう。

 

6. ウォーキングブリーチのメリット・デメリット

①ウォーキングブリーチのメリット



1 歯を削る量が少ない 歯を全体的に削るのとは違い、特殊な漂白剤を詰める穴を歯の裏に確保しなければなりません。しかし、それは、少量です。すでに治療され、歯の後ろが削られている場合にはそれ以上削る必要はなく歯の負担が少ない施術です。 2 痛みがない すでに神経が死んでいるため、削っても詰めても痛みはありません。 3 セラミッククラウンよりも安価 ウォーキングブリーチはご自身の歯を利用するため、セラミッククラウンに比べて安価です。 歯の神経はすでにないとはいえ、なるべく形を残し、ご自身の組織が多い方が歯は長持ちします。できるだけ自分の歯を残しておくほうが、将来的にプラスになります。



神経が死んでしまった歯に対しては通常のホワイトニングではあまり効果がない場合がありますが、そのような歯に対してでもウォーキングブリーチを行えば歯を白くすることが可能となる場合があります。ウォーキングブリーチでは歯の裏に穴を開け、そこに歯を白くする薬剤を入れて歯の内部から白くしていきます。その後、歯が白くなったら蓋をあけて中の薬剤を除去し、最終的な蓋をします。しかしこの方法は、歯に穴を開けなくてはならないことや、歯の中にガスが溜まって歯が割れやすくなってしまう可能性があるなどのデメリットもあり、歯科医院側としても治療に手間がかかるので、実際に行っている歯科医院はあまり多くありません。

 

②ウォーキングブリーチのデメリット

1 歯を削る量が少ない 歯を全体的に削るのとは違い、特殊な漂白剤を詰める穴を歯の裏に確保しなければなりません。しかし、それは、少量です。すでに治療され、歯の後ろが削られている場合にはそれ以上削る必要はなく歯の負担が少ない施術です。 2 痛みがない すでに神経が死んでいるため、削っても詰めても痛みはありません。 3 セラミッククラウンよりも安価 ウォーキングブリーチはご自身の歯を利用するため、セラミッククラウンに比べて安価です。 歯の神経はすでにないとはいえ、なるべく形を残し、ご自身の組織が多い方が歯は長持ちします。できるだけ自分の歯を残しておくほうが、将来的にプラスになります。

 

ウォーキングブリーチ 京都